菓子などの食料品に異物が混入する事件が相次いだことから、自宅で手軽に菓子などを作ることのできる家電製品や、その食材などの人気が高まっている。現在市場に出回っているものは信じられないため、直接作って食べようという消費者が増えつつあるのだ。
オンライン・ショッピングサイトのDNショップでは、農心のスナック菓子「セウカン(韓国版えびせん)」の異物混入問題が起こった17日から1週間、製パン機やミニオーブン、サンドイッチメーカーなど小型家電製品の売り上げが前の週に比べて25%増加した。ロッテ・ドットコムも17日から23日の間に、パンやケーキの型枠など製菓器具の販売量が昨年に比べて15%ほど増加した。またロッテ・ドットコムは、「厨房用小型家電の大割引セール」を開催し、ちょっとした間食を作るのに便利な小型家電製品の販売に力を入れている。Hモールも17日から1週間でDIY(手作り)調理用品の売り上げが先月同期に比べて30%以上増加した。
GSイーショップは製パン機、電気グリル、豆腐製造機などDIY調理器具の割引セールを今月末までの予定で行っているが、17日以降の売り上げが40%以上増えた製品もあるという。Gマーケットも18日から1週間の間に、DIY調理用製品の売り上げが昨年よりも30%以上増えた。
輸入菓子の人気も高まっている。現代デパートでは、1月と2月の輸入菓子の売り上げは昨年同期に比べて10%増だったが、セウカン問題が起こった3月は(25日までの時点で)32%も増加した。現代デパートのヤン・ヨンシク輸入購買担当は、「最近は日本やヨーロッパなど信頼性の高い国から輸入した商品を買い求める顧客が増えている」と述べた。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS