【4月27日 AFP】
小麦価格の世界的な高騰を受けて日本政府は、米粉(コメの粉)の増産に補助金を出すことを検討している。日本経済新聞(Nikkei Business Daily)が27日報じた。
日本経済新聞によると、政府は来年にも米粉増産を後押しする法案を国会に提出すると見られている。
農林水産省は、小麦の代わりにコメを生産する農家へ補助金を出すことを検討しており、2009年度予算に盛り込みたい考え。また、将来的には輸入小麦の2割を米粉で置き換えることも視野に入れているという。
日本は小麦の全消費量の9割を輸入に頼っており、農水省は小麦価格の高騰を懸念しているという。
現在、米粉は小麦粉よりも高価だが、既に小麦の代替としてパンや洋菓子などで利用されており、小麦アレルギーの人も食べられる食品としても注目されている。
日本の2007年度の食糧自給率は、悪天候やコメ消費量の減少などで39%と低迷し、13年ぶりに40%を下回った。
(c)AFP
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http://www.afpbb.com/article/economy/2384085/2874348