雑穀は体に良いと分かっていても、料理法を知らないため、なかなか食べる機会がない。しかし、大谷さんは「雑穀料理は簡単。みそやしょうゆでうまみを引き出し、良い塩と油を適度に使えばいい。おいしくないのは、塩や油をあまり使わないからです」と話す。
大谷さんが薦める料理はスープ。タマネギなどの野菜に少しの雑穀を入れて、30分ほど煮込む。味付けは塩だけというシンプルな料理だが、雑穀のおいしさが溶け出し、奥深い味に。「雑穀はスープとの相性が良く、簡単に食べることができます」
大谷さんは雑穀の栽培を広めるため、平成7年から「ライフシードキャンペーン」という雑穀の種の配布運動を続けている。「ベランダの鉢でもいい。雑穀は生命力が強いので簡単に育ちます」という。
「みんながもっと注目して食べていけば、食糧問題の解決につながります」。体にいい雑穀。食べるばかりでなく、一度育ててみますか。
産経ニュース
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