ビタミンA過剰摂取のリスク
ビタミンAは脂溶性のため、摂り過ぎると体内に蓄積されます。
過剰摂取により様々な健康被害を引き起こす恐れがあります。
ビタミンA過剰摂取のリスク
(ビタミンAを短期間に過剰摂取した時)
ビタミンAを急激に過剰摂取すると、ビタミンA過剰症があらわれます。
大人では短期間に150,000μg以上の摂取で起こると報告されています。
主な症状は・・・・吐き気・頭痛・脳脊髄液の上昇・めまい・目のかすみ・筋性不能
(ビタミンAを長期間に過剰摂取した時)
長期摂取によるビタミンAの毒性は、数ヶ月または数年もの間3,000μg/日以上の量のビタミンAを摂取した時に起こることが報告されています。
主な症状は・・・・中枢神経系への影響・肝臓の異常・骨や皮膚の変化
(子供がビタミンAを過剰摂取した時)
子供のビタミンA過剰摂取は、ビタミンAを5,500~6,700μg/日投与した時に起こると報告されています。
主な症状は・・・・頭蓋内や骨格の異常
(妊婦がビタミンAを過剰摂取した時)
妊婦がビタミンAを7,800μg/日以上摂取すると、胎児に奇形を起こす可能性が高くなると報告されています。ビタミンAを多く含む食品(レバーなど)を1回程度食べたような条件では、この過剰摂取による影響をそれほど心配する必要はありません。
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