【ロサンゼルス=松尾理也】一部の種類のトマトに付着したサルモネラ菌が原因とみられる健康被害がカリフォルニア州など全米各地で相次いでいることから、ハンバーガー最大手のマクドナルドなど米国の複数のファストフードチェーンは9日、生トマトの提供を一時的に見合わせると発表。全米のマクドナルドなどで販売されているハンバーガーなどから、いっせいにトマトが姿を消した。
米食品医薬局(FDA)は7日、サルモネラ菌による健康被害が全米16州で相次いでいると警告していた。マクドナルドは、提供取りやめは「予防的措置」とするとともに、サルモネラ菌付着のルートなどが判明するまで、「トマト抜き」を続けるとしている。
同様の措置は、バーガーキングなど他の大手ハンバーガーチェーンのほか、小売り大手のウォルマートにも広がっている。
産経ニュース
「鯉のエサ」のイメージが強く、東京圏ではあまり食べられてこなかった「麩」の人気が上昇中だ。
東京・松屋銀座に4月オープンした「ゆばとふ」は湯葉と麩の専門店。赤、黄、緑、黒…色鮮やかな生麩が目をひく。紅花麩にみそを載せた試食品をいただくと、モチモチの食感に甘辛いコクがからみ、紅花の余韻がフッ…おいしいじゃない! 「これは生麩を切っただけですが、焼いて、煮て、揚げて良し。麩そのものには味の主張がないので、組み合わせ次第でメニューが広がります」と店員さん。裏付けるように麩のメニューは約30種も。空豆や木の芽あえなどと合わせたカップ総菜は300円台と値段も見た目もかわいい。お酒を飲むホームパーティーのおみやげに喜ばれそう。
松屋の広報は「食の安心安全、体にやさしいをテーマに“ごはん横丁”的に9店舗を集めましたが、一番の人気店になっています」。
母体は上野公園の韻松亭はじめ日本料理9店を経営する八十嶋(本社・東京)。「鯉のエサの一方、高級和食や茶道の懐石、精進料理など特別な食材というイメージも強い。自社の麩を気軽に食べてもらいたいと知恵を出し合ってきた」とは井上英明専務。8年前にOLをターゲットにした「活水料理やまと」を銀座に開店。生麩のチーズ田楽など一品680円ほどのお手ごろメニューを開発し、デパ地下出店につながった。
小麦粉から抽出したグルテンにもち粉や小麦粉を加えて加水→熟成→練りを経てゆでたのが生麩、焼いたのが焼麩。食品成分表で同じ小麦粉素材の食パンと生麩を同重量で比べると、カロリーは3分の2以下、脂質は5分の1以下なのに、タンパク質は3割多い。健康食材なのだ。
昨年、東京・六本木にオープンした東京ミッドタウン内。日本人独特の美意識がはぐくんだ多彩な芸術品収蔵で知られるサントリー美術館が併設カフェに誘致したのは、金沢市の麩の老舗「不室屋」である。
午前11時半から30食限定の「ふやき御汁弁当」(1800円)は、麩の吸い物、麩の昆布締め、ダシを含んだ麩入り玉子焼き、簾麩の治部煮などに、「これもお麩? こんな料理の仕方もあるのね」と美術鑑賞後のマダムを舌でもうならせている。ほぼ連日完売のため「今日はまだ大丈夫?」と電話をしてくる固定客など、美術館の枠を超え集客。焼麩のラスクが付いた加賀棒茶もいいが、国産ウイスキーにピッタリな麩のおつまみもイケる。本物の鳥肉と見まごうつくねに、味も形もいかようにも変化する麩の無限の可能性をみる。
不室屋は10年前の西武池袋本店を皮切りに、日本橋三越、高島屋三店(日本橋、新宿、横浜)と東京圏への進出が続いた。「『加賀麩』ブランドが東京で認められるように固定客を増やしてきた結果」と本店営業部。「近年の食のご当地ブームも追い風になった」とも聞けば、今後全国の多彩なお麩が、都を目指してくるのかも!?
産経ニュース
4日から「歯の衛生週間」が始まりましたが、皆さんはご存じですか。この運動は昭和3年、6月4日(むし)にちなんで、日本歯科医師会が「虫歯予防デー」としたのが始まりだそうです。それから80年、日本人の歯の健康は相当改善されたといいます。今では「8020」運動といって、80歳で自分の歯を20本残そうという運動がありますが、自分の歯でしっかりと噛(か)み、食事を味わう。この楽しみは、いつまでも持っていたいですね。
今回は、アンチエイジングフードを語る上で外すことができない、歯とアンチエイジングのお話を少ししましょう。
自分の歯で噛んで食事をする。噛む回数も、いつもより多めにしっかりと。こうすることにより、まず食事の味がより豊かに口の中に広がり、調味料に頼らない本来の味を楽しむことができます。噛むことで味覚が研ぎ澄まされるのですが、なにより、食材の本来の味を味わえるということは、アンチエイジングの第一歩です。
加えて、よく噛むと満腹中枢は刺激され、食べ過ぎを防ぎますし、同時に消化酵素もたくさん出るので胃腸にもいい。顎(あご)をしっかりと動かすことは、脳の活動を活発にするので、頭にもいいそうですよ。
こうやってみてみると、アンチエイジングにとって、歯はすごく大切なのですね。
大切なことを忘れていました。よく噛むと、口の周りの筋肉を使うので、表情が豊かになります。体にいい食事をよく噛んで食べると、体が喜ぶだけでなく、見た目も若々しくなりますよ。
産経ニュース
《エビとアスパラガスのマヨ炒め》
※141kcal 塩分1.0グラム(1人分)
【材料(2人分)】
むきエビ 中~大10尾(エビは厚み半分に切って、背わたもとる)
アスパラガス 4本(根元と堅い部分を切り落とし、斜めうす切りにする)
マヨネーズ 大さじ1と1/2
酒 小さじ1
しょうゆ 少々
塩、こしょう 各少々
【作り方】
(1)フライパンに大さじ1のマヨネーズを入れ、ふつふつしたらエビを加え、エビの色が変わったら、アスパラガスと残りのマヨネーズを加えて炒めあわせる。
(2)酒を回し入れてアスパラガスがしんなりしたら塩、こしょう、しょうゆで味を調える。
【ポイント】
☆むきエビは鶏肉に代えてもよい。鶏肉の場合は薄いそぎ切りにすると火の通りがよい。
☆アスパラガスはスナップエンドウやインゲンに代えてもよい。
産経ニュース