これまでアンチエイジングの考え方を中心に、体が喜ぶ食事方法や調理方法について説明させていただきました。今回は少し趣向を変えたお話をしようかと思っています。「体に余分なもの」の話です。
体に余分なものといって思い浮かべるのは、塩分・糖分・脂肪分ですね。これに加えて、普段の生活の中で知らないうちに摂(と)ってしまっている、食品添加物や農薬、それに重金属などがあります。これら「余分なもの」をどうすればいいのかというと、「キレーション」(有害金属の排出などを目的とした療法)や流行の「デトックス」といった複雑な話になりそうなのですが、僕はもっと簡単に考えています。
僕の中での「余分」のバロメーターは、舌です。つまり、食材そのものが持つ味をおいしいと感じることができるかということです。肉・魚・野菜、なんでもそうなのですが、食材そのものの風味を感じ、味わうことができるということは、体の中に「余分」があまりなく、正常な状態に近いということだと思っています。
逆に、塩分や糖分を普段摂りすぎていると、例えば、生野菜を食べても野菜本来の甘みやうまみをあまり感じることができず、おいしいと思わないはずです。
毎日の食事の中で、1品でもいいので、食材そのものの風味を楽しむようにしてみてください。そして、少しずつ素材本来の味をおいしいと感じるようになれば、「余分なもの」は体から少なくなっているはずです。食材だけに限りませんが、自然の力ってすごいですね。
産経ニュース
厚労省は約340人しかいない検疫所の監視員を増員する方針だが、それは「今まで以上の検査をするため」ではなかったのか。いったい何人いれば必要とされる検査ができるのか、きちんと把握しているのだろうか。ひょっとすると、現在の規定数を検査するだけでも、数十人の増員が必要かもしれないのだ。おざなりに人数を増やして、大臣が「これで大丈夫」と言っても、それでも現場に無理があると、またウソをつかなければならなくなる。
農水省も厚労省も消費者の安全を守ることを本気で考えていないということなのだろう。「食の安全」の監督を消費者庁に移管するのは当然のことだ。もちろん、消費者庁が本当に消費者の立場に立って毅然とした態度が取れるということが大前提だが…。(食品問題評論家 垣田達哉)
産経ニュース
輸入食品の検査がかなりずさんであることが総務省の調査で発覚した。
農林水産省は、全国30カ所の動物検疫所のうち22カ所で、家畜防疫官が自ら抽出しなければならない検体を輸入業者に用意させていた。これは不適切というより、検査そのものの信頼性が疑われる。どんな検査でも言えることだが、抜き打ち検査で初めて、その実態がわかる。どこかに問題があるのではないかと、疑ってかかるから違反が明らかになるのだ。
違反食品は送り返すか廃棄処分になる。輸入業者にすれば大損である。当然、問題がない検体を持ち込むだろう。吉野家の米国産輸入牛肉に特定危険部位が混入していたとき、若林正俊農水相は「検査システムは機能している」と断言したが、大うそだったということだ。
また、家畜防疫官らは検査場所まで公共交通機関を使うことになっているが、14業者は社用車で送迎していた。これは癒着である。農水省には、業者に手心を加える土壌があるのではないかと疑われても仕方がない。いったい、いつから誰が認めたのか、責任の所在をハッキリしてほしいところだ。
一方、厚生労働省は残留農薬などの「モニタリング検査」の検体数を守っていなかった。ナス科類は14%、水産物のレトルト食品は20%。レトルト食品を一切検査しなかった検疫所もある。これは輸入検査偽装といえる。いま、消費者が最も心配しているのが輸入食品の安全性だ。食の安全を所管する両省が、その検査で自ら偽装をしていたのでは話にならない。
産経ニュース
種類 |
例 |
本能充足の笑い |
満腹したときなど本能的な欲求が満たされると現れる |
期待充足の笑い |
試験に合格したなど、望みが叶ったときの感情的に最も明るい笑い |
優越の笑い |
失敗をネタにする漫才、権力者をこきおろすなど、あざ笑う笑い。 ストレス解消に役立つ場合も |
不調和の笑い |
意味を取り違えたときなどの笑い。 喜劇によく登場する |
価値逆転・低下の笑い |
夏目漱石『我輩は猫である』の猫が人間を笑うなど、本来下の立場にあるものが上にあるものを笑うときのもの |
種類 |
例 |
協調の笑い | 挨拶の笑みなど、相手とうまくやっていきたいことを表す笑い |
防御の笑い | 苦笑い、いわゆるジャパニーズ・スマイルなど |
攻撃の笑い | 冷笑、ブラックユーモアの笑いなど |
価値無化の笑い | 笑ってごまかす、苦笑、笑い飛ばすときの笑い |
緊張緩和の笑い強い緊張が緩んだときの笑い | 危険が去ったときに思わず出る笑い。ジェットコースターに乗った後の笑いも同じ |
弱い緊張が緩んだときの笑い | 「なーんだ」と分かったときに思わず出る笑い、くすぐられたときの笑いなど |
笑うためのトレーニングその1:顔の筋肉をほぐす |
笑うためのトレーニングその2:何はともあれ、大笑いしてみる |
笑うためのトレーニングその3:お笑いテレビ番組や落語を聞いてみる |
笑うためのトレーニングその4:他の人と笑い話をし合う |
笑うためのトレーニングその5:お酒を飲む |