NK細胞とは… |
白血球の一種。 それまでの免疫的な記憶がなくてもある種の腫瘍細胞(がん細胞など)を破壊することができ、腫瘍が発生するのを防御するはたらきがあるといわれている。 |
ちなみに、笑い方って関係する? 「笑い」といっても、クスクス笑いからガハハハと大笑いまで、その種類はさまざま。 笑い方も健康に左右するのだろうか。 意外なことに、「笑う」とNK細胞が増えるという実験では、作り笑いでもOKだそう。 つまり、心からの笑いでなくても、「笑う」という行為には、健康効果があるということだ。 「面白いことがないから笑えない」なんて言わないで、まずは笑顔をつくる練習をしてみよう。 |
交感神経 とは… |
エネルギーを発散するようにはたらく。 血圧が上がる、瞳孔が広がる、鼓動・呼吸が速くなる、胃腸のはたらきが弱まる、などは交感神経のはたらきによる |
副交感神経 とは… |
副交感神経は体にエネルギーを蓄えるようにはたらく。 血圧が下がる、瞳孔が収縮する、鼓動・呼吸が遅くなる、胃腸のはたらきが活発になる、などは副交感神経のはたらきによる |
●基本はやっぱり毎日のリズミカルな生活
自律神経も不規則な生活やストレスには弱いもの。
健康をキープするには、何といっても規則正しい生活が一番!
また、約12時間で交代する交感神経と副交感神経のはたらきからみると、食事の時間も大切。
朝、昼は時間通りに、不規則になりがちな夕食も遅くとも午後8時くらいまでにとるのがベストだ。
食事の内容もビタミンを豊富に、糖分や油分は控えめが基本。
自律神経を整える7つの鉄則 |
1. |
規則正しい生活リズムを心がける。 |
2. |
十分な睡眠をとる。 |
3. |
糖分、油分、アルコールを控える。 |
4. |
イライラ、ドキドキを少なくし、気持ちを平静に保つ。 |
5. |
冷暖房を抑える(外気温との差を少なく)。 |
6. |
病気は早めに治療する。 |
7. |
食事は一定の時間に、夕食は午後8時までにとる。 |
日光を浴びる | 陽射しをたっぷり浴びることで体内時計がリセットされ、活動と休息のリズムが生まれる。 朝、起きたときや眠くなりがちな日中にオススメ。 |
イライラしたら ホットミルクか ハーブティーを |
ストレスは自律神経の天敵。イライラを抑えるカルシウムをとったり、ハーブティーでリラックスしたり。 また好きな音楽を聞くのも効果的。 |
ゆっくり大きく 深呼吸 |
交感神経の緊張は、大きな深呼吸をするだけでもかなり改善されるもの。 ドキドキした後などは、ゆっくり深呼吸を。 |
ぬるめの入浴 | 夜の入浴はリラックスのためにも自律神経のためにも価値あり。ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経のはたらきが促されるのだ。 眠る1~2時間前くらいに入浴すると、ちょうど体温が下がりはじめ、入眠しやすくもなる。 |
●夏バテも、実は自律神経のアンバランスが一因
よく耳にするけれど、よくわからない病気。
“自律神経失調症”は、そんな病気の筆頭ではないだろうか。
病気にまでは至らなくても、自律神経のバランスの乱れは、下の表のように、普段の体調不良にも密接に結びついている。
特に夏バテの一因が自律神経の乱れ。
これをバランス良く保つことが、普段から体調を良く保つ秘訣なのだ。
自律神経の乱れによる主な症状 |
疲れやすい | 立ちくらみ |
ときどきお腹が痛くなる | 頭痛 |
便秘(または下痢)になりやすい | 冷え性 |
だるい | 動悸 |
疲労感がとれない | 顔のほてり |
風邪をひきやすい | 肩こり |
めまい | 夏バテ(だるさ、食欲不振など) |
相反する『自律神経』2種のはたらき |
【交感神経のはたらき】 | 【副交感神経のはたらき】 |
心臓のはたらきを速める | 心臓のはたらきを抑える |
血圧を上げる | 血圧を下げる |
消化を抑制する | 消化を促す |
排泄を抑制する | 排泄を促す |
生活リズムの乱れ | 朝は起床とともに交感神経のはたらきが活発になり、お昼頃ピークを迎え、夕方から夜へと下降。 これとは逆に、朝からお昼にかけて下降線をたどり、夕方から夜にピークを迎えるのが副交感神経。 つまり、脳や体が活発に活動しているときは交感神経がはたらき、休息しているときには副交感神経が はたらくのだ。 この交感神経と副交感神経の入れ代わりは約12時間の周期で繰り返されている。 それが残業や夜更かしなどで休息する時間に休息できず、入れ代わりがスムーズにできなくなると、自律神経は途端にバランスをくずしはじめる。 1日や2日の乱れ であればまだしも、長く不規則な生活が続くと体調不良へと直結するのだ。 |
イライラ、ドキドキ、ビクビク… | ストレスが溜まってイライラ、電車に乗り遅れそうになってドキドキ、上司の八つ当たりがはじまってビクビク…。 これらの激しい感情も、自律神経に影響を及ぼす。 そのときどきは短時間ですんでも、あまり頻繁に繰り返されると自律神経がバランスをくずす原因になるのだ。 もちろんストレスも天敵といえる。 |
環境の変化 | 夏に多いのが、これ。 冷房の効いた室内と暑い戸外への出入りが増えるため、自律神経は1日に何度も体温や発汗の調節をしなければならず、いわば過労となってバランスをくずすのだ。 |
アンバランスな食生活 | 食事の栄養バランスも大きな原因のひとつ。 特に気をつけたいのが、糖分の摂り過ぎが招くビタミン不足。 さらにアルコールや油分の摂り過ぎなども自律神経のためにはよくない。 |
病気によることも | 更年期障害やうつ病、ホルモンの病気などによって自律神経が乱れることもある。 こうなると体調不良の悪循環に陥っていくので、「少しだるいだけだから…」などと軽くみずに、長引く場合はぜひとも一度、医師に相談してみたい。 |
当初は、すべての加工食品を対象に表示の義務化を検討していたはずが、結局は調理された冷凍食品だけになった。中国製冷凍ギョーザ中毒事件が起きたので、何かしなければいけないと思い立ったが、業界や国の反発が大きく、頓挫しそうになった。それでは面目が立たないので「冷凍食品だけでも義務付けよう」ということではないだろうか。冷凍は表示義務があるのに冷蔵は不要だとか、消費者の要望が強いにもかかわらず豆腐や納豆などの大豆製品は対象外というのは、冷凍食品業界に対するお仕置きのような感じさえする。
答申には「都が原料原産地表示義務拡大に取り組むことは、国の施策を動かす原動力になる」とある。国に圧力をかけて、原料原産地表示を推し進めたいということなのだろうが、このままではむしろブレーキになりかねない。
国は、食品表示法への一本化の中で、原料原産地表示の拡大も検討している。国の法律で決めるからには、消費者側の立場で、わかりやすく合理的な判断をすべきである。(食品問題評論家 垣田達哉)
産経ニュース
東京都は、都消費生活対策審議会の答申を受けて、調理冷凍食品に原料原産地表示を義務付けるため、消費生活条例を改正する方針を打ち出した。
対象となる原材料は、JAS法の野菜冷凍食品の品質表示基準に準じて「原材料の重量に占める割合上位3位までのもので、かつ原材料の重量に占める割合が5%以上のもの」としている。それに加え「商品を特徴づける原材料を商品名に冠したもの」も表示対象とした。例えば「エビグラタン」のエビの原産地は、重量に関係なく表示するということだ。
ただし、小麦粉のように「複数の産地のものが複雑に混合されているものについては、適正な表示ができるかどうか難しい」という理由で、対象外となる可能性が高い。表示方法は、容器包装が原則だが、それが極めて困難な場合は「ホームページ(HP)、ファクス、電話等」でも構わない。
原料原産地表示の義務化へ積極的な取り組みではあるが、答申を見る限りは、逃げ道が多く実効性に疑問を感じる。複数の産地なら表示しなくてよいとなれば、多くの原材料が対象外になる。また産地が頻繁に変わったりする場合、容器包装に表示しなくてもよいとなれば、どの商品もHPやお客さま相談室対応で逃げてしまう可能性がある。だが消費者は、商品を買うときに原産地表示を見たいのである。
産経ニュース