食生活の乱れも鮮明になった。午後9時以降に夕食を取る人の割合は平成9年の調査に比べて20~60代で男女ともに増加。特に働き盛りの40代男性で顕著だった。厚労省は「人員削減で社員減少などによる長時間労働が影響しているのではないか」と分析。午後11時以降に夕食を取る人の割合は30代男性が7・6%で最も多かった。
朝食を抜く世代は、男女ともに20代が最も多く、それぞれ約3割、約2割を占めた。一方、30代以降は世代が上がるにつれて低下。70代以上では男女ともに約2%で、お年寄りは食生活の乱れが少ない傾向がうかがえる。
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多くの国民が運動不足で、食習慣が乱れている-。厚生労働省が30日発表した「国民健康・栄養調査」からは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)をはじめ、生活習慣病に陥る可能性が高い現代人の生活実態が浮き彫りになっている。
■メタボ該当者増加
放置すれば糖尿病や脳梗塞(こうそく)などになりかねないメタボリックシンドローム。40~74歳の中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリック症候群の該当者か、その予備軍であることが判明した。該当者と、その予備軍は計約1940万人と推定している。
前回調査よりも若干数字は上がっており、厚労省は「4月から始まったメタボ検診制度の取り組みをしっかりと手がけていく必要がある」としている。
■4割が「運動しない」
日常生活で1日60分以上歩いたり、自転車に乗ったりといった、体を動かすことをしていない人は20~50代男性の4割以上を占め、女性でも20~40代で4割以上となった。
年代別でみると、職場で中核となって働いている30~40代の男性で、運動不足の人は5割近くに達した。また、1年間継続して、1回30分以上の運動を週2日以上行っている人は30代男性が最も低く、女性は20代が最低だった。逆に男女とも60代以上は健康に気を使い、運動を習慣的に行っている傾向が見られた。
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ところが、GMトウモロコシが使われていても、必ずしも表示されているとはかぎらない。コーンスナック菓子やコーンスターチなどは義務表示対象だが、「コーンフレーク」「水あめ」「液糖」「デキストリン」「コーン油」は対象外である。表示対象品でも「全原材料中上位3位以内かつ重量比5%以上」でなければ表示する必要はない。
日本食品化工は、年内15万トンのGMを調達する計画だが、供給先は明らかにしていない。
消費者は「知らないうちにGM入りの酒やダイエット飲料を飲み、菓子や総菜を食べることになる」のかもしれない。科学の進歩によって、何を食べさせられているかわからない世の中になるのだろうか。消費者の「必要な情報が提供される権利」をもっと優先させるべきではないだろうか。(食品問題評論家 垣田達哉)
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遺伝子組み換え(GM)トウモロコシが、いよいよ本格的に食品に使われるようになるかもしれない。18日付の産経新聞によると「スターチ(デンプン)最大手の日本食品化工が、米国産のGMトウモロコシを原料とするコーンスターチの供給を飲料メーカーなどに始めた」という。
今、日本の穀物としてのトウモロコシの自給率は0%である(野菜に分類されているスイートコーンは自給率ほぼ100%)。しかも、輸入トウモロコシの約94%を米国に頼っている。その米国で、石油代替燃料のバイオエタノール向けにトウモロコシの需要が拡大している。生産量自体は拡大しているが、非GMの作付面積は「昨年の約3割から今年は2割弱に減少している」という。
穀物として輸入されるトウモロコシの約66%は飼料用である。食品用の場合も、食用油以外では、GMトウモロコシはほとんど使われていなかった。ところが「世界的な穀物高騰」と「非GM穀物の入手が困難」なので、安価なGMトウモロコシにシフトしているという。
穀物トウモロコシの食品用途は非常に広い。コーンスターチとして使われるだけでなく、コーンスターチを原料として、水あめやブドウ糖、異性化糖などの甘味料、種皮からは食物繊維も作られている。添加物の増粘剤や安定剤の原料にもなる。
そのため、ビールや発泡酒、ハム・ソーセージ、清涼飲料水、乳性飲料、健康食品、水産練り製品、冷凍食品、アイスクリームなどの冷菓、洋菓子・和菓子、キャンディ、ジャム、ソースやタレ、ドレッシングなどの調味料、天ぷら粉など、挙げ出すときりがないほど使われている。
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《材料・4人分》
サケ130グラム、タコ100グラム、エビ200グラム、タマネギ220グラム(1個)、シメジ80グラム、グリーンピース40グラム、バター10グラム、牛乳1カップ
A:ケチャップ100cc、しょうゆ大さじ1
B:米粉(上新粉)大さじ4、かたくり粉大さじ1、水大さじ3
〔1〕タマネギは皮をむいてくし形に切る。
〔2〕サケ、タコは一口大に切り、エビは尻尾を残して殻をむく。グリーンピースはさやを外し豆だけにしておく。
〔3〕シメジは石づきをはずし、一口大に切る。
〔4〕フライパンを温め、(1)をバターでいため、透明感が出てきたら、水2カップを加える。Aを加え、さらに(3)を加え、5分程度煮る。
〔5〕(4)に(2)を入れ、2~3分ほど煮て、ある程度火が通ったら、牛乳を入れる。
〔6〕Bをだまができないように混ぜておき、(5)に回し入れ、はしでざっと混ぜてとろみをつける。
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